芸術音楽研究所KASHIMAの体験談1

音大を卒業後、更に勉強を続けたいと思い、入会させて頂きました。
楽曲について勉強するだけでなく、音楽の哲学的考察など、様々な面から音楽を学ぶ事が出来、視野が広がりました。
悩んでいた身体の力みも脱力法を学ぶ事で、弾く事が楽になり、自身の音楽を表現しやすくなりました。
ドイツに留学する際も、先生方に相談に乗って頂けました。
現在もレッスンを受ける度に新しい気付きを頂いています。
武蔵野音楽大学卒、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学留学 倉持純子さん

芸術音楽研究所KASHIMAの体験談2

先生方と出会った当時、私は中学校の新米音楽教師でした。勤務校のある町で行われた先生方のコンサートに,吹奏楽部の子ども達を連れて参りました。コンサートでは先生方の演奏にすっかり魅了され、レッスンを受けたいと強く思いました。終了後、私は外で子どもたちの点呼をしておりました。「クラリネットの人」と呼んだ際に「はあい。」と手を挙げながら,近藤先生がにこやかに歩いてこられました。その笑顔に勇気づけられて,レッスンを受けたい旨をお話しすることができました。 そして,翌年1月よりレッスンが始まりました。私はピアノを教えていただきたいと考えておりましたが、白澤先生のレッスンの後に、近藤先生が旋律をクラリネットで吹いてくださったりお話しをしてくださったりします。最初は不思議に思いましたが、演奏を聴くことで,音程や拍子感や空間での音楽の広がり方などが分かるようになりました。そして,先生方がピアノのテクニックではなく,音楽や音楽の背後に隠れた真実を伝えようとしていらしたことが,徐々に理解できるようになりました。テクニックに関しても牧子先生がピアノを演奏する際の腕の使い方などを丁寧に教えてくださいました。 私は教育学部の音楽科出身のため,他の音楽大学を卒業された方に交じってピアノを演奏することにコンプレックスを抱いていました。しかし,指が速く動くことが重要なのではない,あなたの中の音楽を表現することが大切なのだ,という言葉をいただき,自分に演奏できる曲を自分らしく表現したいと考えるようになりました。また,ゆっくり歌う曲にこそ,音楽として表現する難しさがあることも分かりました。人前で演奏することは緊張の連続でしたが,発表会を終えるたびに自分が少しずつ成長していることも感じられ,音楽のすばらしさを実感いたしました。 現在は仕事が忙しく,レッスンを受けることができませんが,芸術音楽研究所で学ばせていただいたことは自分の中に息づき,心の支えとなっております。

 
国立大教育学部卒 T.Mさん

芸術音楽研究所KASHIMAの体験談3

大学を卒業して、その先(続き)を学ぼうと門を叩きました。しかし、続きではなく、新たなスタート地点に立たなければ、何も始まらないことに気づくのに数年を要しました。それは今迄の音楽や自身を否定することなので、覚悟を決めて一歩を踏み出さなければなりませんでした。豊かな響きで演奏したいと思い、牧子先生から手ほどきを受け、表現の広がりを感じました。
また、公立高校教諭である私は、2020年秋に全日本音楽教育研究会全国大会高等学校部会大会「茨城大会」で公開授業を行わせていただきます。クラシックに興味関心を持ち、生涯に渡り音楽を愛好してくれる生徒が一人でも増えることを願い、学んだことを授業で伝えるよう努めています。
弟子になり間もなく30年という時は、私にこう思わせてくれます。先生方を信じ再出発したことは正しかったと。
 
武蔵野音大卒 M.Iさん